column
住宅購入に口出しする親にウンザリ… 一石五鳥の口出し対策は、〇〇をやめる事!
家づくり後悔経験アリの 6 児ママライター明日香です。
『おうちを建てたい!よし、家づくりをスタートしよう!』
夫婦でそう意気込んだはいいものの、いざ家づくりに乗り出した時に意外と皆さんがぶつかる問題があります。
それが『親の口出しウンザリ問題』
土地・間取り・資金面・そもそも家づくり自体に反対…などなど、親心なのは重々わかってはいるものの、口出しが多すぎてウンザリ。
なかには、自分達には家づくり経験がないので親の意見の方が正しいのかもしれない…と、せっかくのタイミングを見送る残念なケースが起こることも。
自分達のタイミングを逃すことなく、楽しい家づくりができるように。両家ご両親とも気まずい雰囲気にならずに済むように。
そのためには、口出し対策を講じておく事をオススメします。
今回は『一石五鳥の口出し対策』をご紹介したいと思います。
そもそもなぜ親は口出しするのか
それはもう、もちろん親心です。愛です。
ご両親からしてみれば、あなたはいくつになっても可愛い我が子。30 歳 40 歳 50 歳…いくつになってもとにかく心配なのです。
特に住宅購入は人生の大きな決断。金額も大きいのでご両親としてはついつい口出しをしてしまうわけなのですが…。
■頭金はたくさん準備しているのか
■貯金も少ないくせに今はまだ購入どころじゃない
■まだ家を建てるには未熟だ
■この土地は実家から遠いからダメ
■客間は絶対必要だから作りなさい
■絶対に固定金利にしなさい
などなど、あなたに苦労して欲しくないからこその口出し(アドバイス)ではあるものの、ちょっと情報が古いというのが難点。固定金利が当たり前で、頭金を 2 割準備していた世代の常識と現代の常識はかなり違います。
資金計画はプロ(おうちの買い方相談室)の情報をぜひ参考にして頂きたいところです。時代も違えば背景や環境も違う。もはやご両親の口出し(アドバイス)は時代錯誤で参考にならない部分がほとんどです。
もちろん土地選びや間取りについてもプロ(おうちの買い方相談室)がお手伝いできますが、最終的に決めるのはもちろんあなたご自身やご家族であるべきです。
家は誰のものでしょうか。その家に住む家族のものですよね。
厳しい言い方をすれば、その家に住まない家族以外の人(ご両親)がとやかく言うことではないのです。
口出し対策!相談をやめて報告にする
では、一体どうすればご両親の口出しを止めることができるのか。
それは、〇〇をやめること。
→相談をやめるのです。
相手に意見を求める相談ではなく、すでに夫婦や家族で話し合った結果をお知らせする報告にすれば良いのです。
「家を建てようと思うんだけど、どう思う?」
そんな風に我が子から相談されたら、ご両親は「頑張ってね」「大丈夫?」「反対だ!」「頭金はあるの?」「まだ早い!」などと何かしらの返事をくださるはず。賛成・反対はさておき、相談されたから回答したわけです。
しかし、賛成意見・反対意見・その他口出しが必要ない、と思う場合はご両親へ相談するのをやめておけば良いのです。
「親に何も言わずに勝手に家を建てるなんてとんでもない!」
というお声が聞こえてきそうですね(笑)もちろん、ご両親に何も言わずに勝手に家を建ててしまえと言う意味ではありません。だからこそ報告と言う形をとりましょう。
「夫婦で話し合って、家を建てることに決めたから」
「自分達ですべてやれるから、心配だろうけど見守って」
と報告をすればよいのです。この報告が一石五鳥な理由を次にまとめています。
『報告』が一石五鳥なワケ
報告形式をとるという事は、ご両親の支援に頼らずに自分達の力で住宅購入する、という事。
自己責任でやれるからこそ、報告でも良いのです。逆を言えば、ご両親の支援(資金援助)をアテにしている場合は相談するのは当然…という事になります。
報告形式で自力の家づくりをすると決めればたくさんのメリットがあります。
■本当の意味で自立した姿を見せられる(親孝行)
■いい意味での親離れ(親の金をアテにしない)
■親に頼らずに生きる覚悟ができる
■自己責任で自由に家づくりができる
■両家どちらの資金援助も受けなければ、援助額の差で一方が体裁の悪い思いをしなくて済む
一石五鳥です。
親からお金はもらわない。だから親の意見もすべて聞き入れなくてよい。
そうなれば実に清々しく家づくりができますね。
自分達の住む家は、自分達の責任・意思で作り上げていきたいですもんね。
一見冷たそうに見えるかも知れませんが、それは親孝行にもなると思いませんか?親をアテにせずに自分達の力だけでしっかり資金計画から家づくりまでをやり遂げられたら、その立派な姿にご両親は安心されることでしょう。最高の親孝行ですね。
親からの資金援助ありきで住宅購入を進めることはお勧めできません。しかし、あなた以外のきょうだい達にも援助しているから…など、どうしても援助をしたいと言ってくれることもありますが、あくまで資金援助は『棚からぼたもち』と割り切って、一切アテにせずに家づくりを進めれば色んなトラブルが回避できますよ。
最後に
家づくりの一件は、親に対して相談ではなく報告する。
ただ「家を建てる」だけではなく、自分達のこどものために実家を作ってあげたいんだという気持ちや、ご両親の不安や心配をやわらげる配慮も大切です。まるで蚊帳の外のような状態では両家ご両親共に嫌な気持ちになってしまいますもんね。
■予算面や購入スケジュール
■親と同居する意思の有無
■将来的に親の面倒を看る計画
これらもしっかり計画を立てて進めていることを『報告』として伝えることで、安心してもらえるはずです。そして、親の手助けなしで一つの家庭として独り立ちすることを応援して欲しいとキチンと伝えれば、口出しは極端になくなりますよ。
金銭的には独立しても、気持ちの面では永遠に親子。家づくりを通して、親も含めたライフプランをしっかり計画して親孝行をしていきたいですね。