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戸建てとマンションどっちがいいの?
住宅購入希望者さまとお話をしていて、よく出てくる質問が「居住形態は戸建てとマンションどっちがいいのか?」というお話しです。
戸建てとマンションの比較をする上ではシンプルに
・戸建ての良いところはマンションの悪いところ
・マンションの良いところは戸建ての悪いところ
つまり、両方にメリット・デメリットがあり、購入者が何を重要視するのかで答えは全然違ってきます。
そして、怖いのがマンション派であっても戸建てが向いてる方。戸建て派であってもマンションが向いている方がいるということです。
これはよくある「理想と現実」問題ですが、ご相談者さまとお話ししていても、マンション派のご家庭に戸建てを提案することも、逆のこともよくあります。
ではどのポイントを押さえるべきなのか。
ご検討の参考にしてみてください。
戸建て向き
◆立地
・中心部に住む必要がない
・利便性より居住性重視
・自家用車の利用頻度が高い
◆時期
・希望時期に入居できる売出し物件がない(新築マンションは売出し開始後1-2年後の入居になる)
◆形態
・上下階の騒音問題は嫌だ
・広さが必要
・間取りにこだわりたい
・高層に住む必要がない
・敷地内の手入れは苦ではない
◆支払い
・管理費、修繕積立金、駐車場利用料が生涯かかるのは嫌だ
・修繕費を自己管理できる
◆将来
・勤務先の転勤頻度は高くない
マンション向き
◆立地
・中心部に住みたい
・居住性より利便性重視
・公共交通機関の利用頻度が高い
・車を所有していない
◆時期
・購入時期は物件に合わせることができる
◆形態
・間取りを考えるのがめんどくさい
・高層に住みたい
・管理がめんどくさい
・広さはさほど重視しない
◆支払い
・管理費、修繕積立金、駐車場利用料は必要経費
・修繕費を自己管理できない
◆将来
・数年後に売却または運用に出す予定がある
もしかするとマンション派と思われていた方でも戸建てが向いている。また戸建て派の方でも実はマンションが向いているという方もいたのではないでしょうか。
10家庭あれば10通りの住まいがあるように、どちらが絶対に良いということはありません。
また「主人は戸建て派だけど私はマンション派なんです。」といった居住形態がご夫婦内で正反対であるご相談もよくありますが、その場合は「家にいる時間が長い方の意見を重視する」こともアドバイスさせていただきます。
せっかく夢のマイホームを決断購入されるのに、住んだあとにストレスが掛かるようであれば、一旦冷静に考えてみる時間を確保することも必要です。
それでもご夫婦内でお話しがまとまらない場合は・・・
専門の第三者へご相談してみることが近道になることもありますので、是非試してみてください。