【完全版】住宅購入で後悔しない!おさえておくべきポイントを解説

【完全版】住宅購入で後悔しない!おさえておくべきポイントを解説

「住宅購入で後悔しないためには、何をしておくべき?」
「住宅選びで失敗しないためには、具体的に何を確認しておくと良いの?」
「資金計画とはどのようなもので、何を考えれば良いの?」
このように住宅購入する際に不安なことが多く、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、住宅購入で後悔しないためにおさえておくと良いポイントを解説します。この記事を参考に住宅購入の検討を進めてみてください。

住宅購入でのよくある後悔ポイント

住宅購入では、理想の住まいに少しでも近づけようと色々なことを考える必要があります。しかし、理想通りにはいかないことに折り合いをつけたり、ある程度の妥協をしたりしなければいけないことも多くあります。

 

しかし、一生の買い物で購入後に「やはりこうしておけばよかった」「もう少し考えればよかった」という後悔をするのは、避けたいものです。そこで、まずは住宅購入の際にありがちな後悔を解説します。自身の住宅購入で、同じことが起きないように、次の例を参考に対策を考えてみましょう。

購入価格が予算を大幅に超えた

住宅購入では予算を設定していても、インターネットで希望の物件を探したり、実際に物件見学したりしていると、希望の物件は予算を上回っているということも少なくありません。また、注文住宅の場合は、デザインや設備にこだわっていくと、気が付けば予算を大幅に超えてしまっていたということもあります。

 

予算を超えたとしても、住宅ローンを組む場合「月々の予算で考えれば1万円上がるだけだし大丈夫だろう」と安易に考えてしまうと、後に後悔することもあります。今は余裕があって支払いができたとしても、今後ライフスタイルが変化していき、出費が増えれば住宅ローンの返済が家計を逼迫させる可能性も十分にあります。

 

そのため、まずは返済計画を長期的な目線で考えて、予算を決めるようにします。そして、どこまでなら予算をあげられるかのボーダーラインも定めておき、その範囲内でできる住宅購入をするように心がけましょう。

【お客様の声】

大分県 5人暮らし
お金のことはもう全然分からなかったので、ここに来て、まず勉強から始まりましたね。金利の勉強とか(笑)。美容院代まで聞かれましたよ! 車をいつ買い換えるとかも全部(笑)!子どもが3人いるので、将来どれくらいかかるんだろうって漠然と思ってたのも、子どもがみんな大学に行くとして、いちばんお金がかかる想定で教えてもらいました。

 

https://ouchino-kaikata.com/voice/467.html

 

【後悔しない】住宅購入をするときの注意点やポイントを解説! でお金の注意点を解説していますので、合わせてご覧ください。

https://ouchino-kaikata.com/magazine/blog/1429.html#blog-toc-16

物件の立地条件を十分に考慮しなかった

購入する物件や土地の立地は、住宅購入において重視すべき大きなポイントです。そのため、立地に配慮せず購入する方はいないでしょう。しかし、立地に十分配慮したつもりでも配慮のポイントがたりず、後々後悔する方も少なくありません。

 

例えば、通勤のしやすさだけを重視して購入した場合、実際に住んでみると近くにスーパーや病院がなく、生活がしにくいと感じることもあるでしょう。そして、日中にしか購入する土地周辺を見たことがない場合にも注意が必要です。日中は静かで住みやすいと感じていても、夜になると人の行き来が増えたり、治安が悪く感じたりする場所もあります。

 

また、購入時には子どもがおらず、検討する項目に入っていなかった学校への距離などが、後々気になるようになる場合もあります。「学校までの距離が遠い」「通学路が危険」などが気になるようになることもあるため、家族が増える予定があれば、学校への配慮も必要です。

【お客様の声】

大分県 4人暮らし
病院に勤めているんですけど、高齢の患者さんで2階に上がれなくなる方がすごく多くてですね、それだったら初めから平家で、バリアフリーがいいかなぁと思ってたんですけど、子どもが「2階に部屋が欲しい」って言い出したり、土地の問題もあって諦めたんです。

 

https://ouchino-kaikata.com/voice/460.html

 

【後悔しない】住宅購入をするときの注意点やポイントを解説! で土地の注意点を解説していますので、合わせてご覧ください。

https://ouchino-kaikata.com/magazine/blog/1429.html#blog-toc-25

住宅の広さや間取りに満足していない

物件見学や注文住宅の設計段階では気にならなかったものの、実際に住んでみたら部屋の広さが足りないと感じたり、部屋数が足りないと感じたりすることもあります。

 

例えば、物件見学をした際に十分な広さがあると感じても、家具や家電が入ると狭く感じることもあります。また、部屋数は家族の部屋だけで十分だと思って購入しても、後に来客対応する機会があった際に「もう1部屋余裕を持ってつくっておくべきだった」と思う可能性もあります。

 

また、注文住宅の場合は、おしゃれなデザインの間取りに目が行きがちですが、デザインにこだわりすぎるあまり、家事導線が確保できていなかったり、収納スペースが足らず、室内にものが溢れてしまったりすることもあるでしょう。そのため、購入前にしっかりそこに住むイメージを持って考えられるかが重要になります。

 

【後悔しない】住宅購入をするときの注意点やポイントを解説! で間取りの注意点を解説していますので、合わせてご覧ください。

https://ouchino-kaikata.com/magazine/blog/1429.html#blog-toc-32

資産価値の下落が想定外だった

不動産の資産価値とは「その不動産を資産として評価した価格」のことです。住宅購入は、住むだけでなく、将来子どものために資産価値として残すという目的を持って検討する場合もあります。

 

しかし、将来性の見立て不足によって資産価値が思ったように高まらず、後悔するケースもあります。もしも、将来購入した物件の資産価値が十分にない場合は、相続した際に家が負の遺産として残ってしまう可能性もあります。

 

資産価値を重視して住宅購入したい場合は、現在周辺環境が充実していてもそれらが数十年先まで残っているとは限らないため、長い目でみて検討するようにしましょう。

隠れたコストを考慮していなかった

住宅購入する際に必要なお金は、物件を購入する費用だけではありません。住宅購入では、手続きに諸費用がかかります。なお、不動産購入で必要な諸経費には、次のようなものがあります。

■手付金

売買契約時に支払い、購入する場合は代金の一部になりますが、もし契約破棄する場合は、返金されません。手付金の金額は、購入代金の5〜10%程が一般的ですが、売主やハウスメーカーによってはこの限りではありません。

■仲介手数料

中古物件や一部の新築一戸建てなどを、仲介会社を介して購入する場合は、仲介手数料を仲介会社に支払います。一般的には、物件価格の3.3%+6万6000円(消費税10%の場合)が上限とされています。

■不動産取得税

不動産を取得した際に支払う税金です。

■登記費用

物件や土地購入の際に行う不動産登記などの手続きを司法書士に依頼する際の報酬です。

■固定資産税

購入時にかかるものでは有りませんが、不動産を所有する場合、1月1日の不動産所有者に対してかかる税金です。

 

このほかにも、住宅ローンを組む際の諸経費や、引っ越し代、家具家電の購入費用なども必要になるため、想定外の出費とならないように予算を確保しておきましょう。

 

住宅購入で必要なお金をシミュレーションしよう!~住宅ローン・現金一括~ にて家づくりでかかる費用について解説していますので、合わせてご覧ください。

https://ouchino-kaikata.com/magazine/blog/1311.html

住宅購入前に確認すべきスペック

住宅購入で後悔しないためには、事前にチェックすべきポイントをしっかり把握しておくことが大切です。これらを把握して、予算や希望、生活する際のイメージとすり合わせていきましょう。

周辺環境と治安の調査

先にも解説した通り、周辺環境の良し悪しは、後悔しない住宅購入には欠かせないポイントです。また、家のなかはどうしても納得がいかない場合や、ライフスタイルの変化があった場合、リフォームやリノベーションである程度融通がききますが、周辺環境は簡単に変えられません。

 

最寄りの駅までの距離やスーパー・コンビニの有無、クリニックだけでなく大きな病院へのアクセスはどうか、治安は悪くないかなどは購入の検討段階からしっかり調べていくようにしましょう。

 

また、午後は隣のマンションの影になってしまい日当たりが悪い、繁華街に近くて夜はうるさく治安も悪いなどがないかも重要なチェックポイントです。

交通アクセスと通勤通学の利便性

周辺環境にも関連するポイントになりますが、交通アクセスや通勤通学のしやすさも必ず確認しておくべきポイントです。チェックするのは、おもに次の項目です。

 

・最寄り駅、バス停までの距離や道順

・家から職場や学校までにかかる時間

・電車やバスの本数、始発・終電の時間

・利用できる交通機関の種類

・周辺道路の混雑状況 など

 

可能であれば、これらの項目を地図で確認するだけでなく、実際に自分の足で確かめればより納得のいく検討ができるようになるでしょう。

住宅の気密性や断熱性

最近では、高気密高断熱を謳う住宅が増えています。これは「気密性・断熱性を高めて外気温の影響を抑えた住宅」ということですが、これらには次のような特徴があります。

■気密性とは

住宅の気密性とは、隙間からの空気の出入りを防ぐ性能を指します。また「高気密」とは、より空気が出入りしにくくなるように隙間をふさいで気密性を高めた状態をいいます。

 

冬は冷たい外気が入りこみ、室内のあたたかい空気は外へ出ていく特性があり、夏は暑い外気が室内に入りこんでしまい、エアコンで冷やした部屋の涼しい空気は外へ逃げていきます。しかし高気密な家は、空気が逃げていく隙間が極力ないように建てられており、室温を一定に保ちやすいのです。

■断熱性とは

断熱性とは、室内と屋外の熱移動を防ぎ、暑さ・寒さの影響を受けにくくする性能です。また「高断熱」とは、断熱材などで熱移動を防ぎ、さらに高い断熱性のある状態です。

 

外気の温度や輻射(ふくしゃ)熱などは、屋根や壁、窓をとおして室内に伝わります。そのため、断熱・遮熱性が十分でない家では、夏は暑く、冬は寒い状態になりやすいのです。

 

高断熱の家では、外壁と内壁の間に断熱材を入れたり、断熱性が高い窓を用いたりすることで断熱性能を高めます。その結果、冷暖房で適温になった室内の空気が逃げにくく、外の寒さ・暑さの影響も受けにくいお家になります。

 

高気密・高断熱の家は冷暖房を必要以上に使用しなくて済むため、省エネもでき、光熱費を抑えられるため、物件価格は上がりますが、後悔しない住宅購入では、これらの性能に特化した家を選ぶことも重要なポイントになるでしょう。

将来的な増改築の可能性

将来、ライフスタイルが変わったり、家族が増えたり減ったりする場合には、その時の生活に合わせてお家をリフォームしたりリノベーションしたりすることを考える可能性もあるでしょう。

 

その際になるべく自由にお家の増改築ができるような間取りにしておくことも検討しておくとよいでしょう。また、子どもがいる場合は、部屋の仕切りを自由につけたり外したりできるようにしておけば、人数や成長に応じて増改築しなくても部屋数を増やしたり減らしたりも可能になります。

近隣住民や自治会の雰囲気

近隣住民との相性は住んでみないとわからない部分ではありますが、しかしその場所で暮らすことになれば、コミュニケーションをとる機会も増えます。良い関係を築けば、ストレスなく過ごせるほか、安心して生活ができるでしょう。

 

さらに住む地域の自治会がどのようになっているのかも知っておくとよいでしょう。加入が必須でないのかや、役員の仕事はどれくらいあるのかなどを把握しておくのがおすすめです。また、子育て世帯であれば、同年代の子供がいるのか確認もしてみましょう。

 

これらの調査は、自分で調べるのは困難です。もし、地域に特化した不動産業者から購入する場合、聞いてみると教えてもらえる可能性もあります。

後悔しないための資金計画のポイント

住宅購入で一番重要ともいえるのが、お金の問題です。また、高額な買い物になり、購入後も30年、35年とローンが続いていくケースがほとんどです。後悔するだけでなく、生活が逼迫してしまい、最悪の場合、家を手放すことがないように、資金計画をきちんと立てて、無理のない返済プランを立てるようにしましょう。

 

資金計画を立てる際に気をつけると良いポイントをいくつか紹介するので、参考にしてみてください。

事前にしっかりと資金計画を立てる

「資金計画」とは、住宅購入の予算を組むことだけではなく、中長期的な収入と支出を算出して、購入予算を決めて「支払計画と返済計画を立てること」です。

 

また、住宅購入以外に子育て世帯であれば、教育費が想定以上にかかってしまい、当初計画していた住宅ローンの返済計画が苦しくなってしまった。となることを避けるため、今後のライフプランも踏まえて、今後どのような出費が必要になるかを広い視野で考えて計画を立てる必要があります。

 

そのため住宅購入する際に「予算はどうする?」となった際、なんとなく「年収○円ならこれくらいが相場だろう」「月々の返済額が、今住んでいる賃貸の料金と同じくらいになれば良いかな」と考えるのではなく、将来のことや住宅以外に必要なお金のことまでを考えるようにしましょう。

住宅ローンの返済計画と金利の見通し

金利とは、お金を借りた人が借りたお金に対して支払う利息の割合です。住宅ローンの金利には、大きく分けて固定金利と変動金利があります。それぞれの特徴は次のとおりです。

■固定金利

利率が高いが、返済途中で金利が変動しない。

■変動金利

利率は低いが、返済途中で利上げの可能性がある。

 

過去20年でみると、固定金利と比較して変動金利のほうが金利の低い状態が続いています。しかし、今後の経済状況や経済対策の影響を受けて、変動金利の利率が変わる可能性もあるでしょう。そのため、それぞれのメリット・デメリットを知って、自身に合った返済計画を立て、それに適したプランを選択する必要があります。

■固定金利に向いている人

・計画的かつ着実に返済していきたい人

・リスクを避けたい人

■変動金利に向いている人

・少しでも返済額を抑えられる可能性のある返済がしたい人

・返済期間が短く、繰上げ返済の予定もある人

低金利時代の借り換え戦略

住宅ローンを組んで住宅購入をした後、必要に応じて借り換えを検討するのもおすすめです。

 

住宅ローンの借り換えとは、契約中の住宅ローンを別の金融機関で新たに組み直して、一括返済し、新しく組んだローンで返済していくことです。なお、借り換えには次のようなメリットがあります。

 

・金利上昇リスクに備えより良い金利を固定できる

・毎月の返済額や支払利息を減らせる

・今より保障が手厚いローンが組める

 

ローン返済中に、資金計画を見直したい場合は、借り換えも検討してみましょう。ただし、借り換えには、次の条件があるのが一般的です。

 

まず、住宅ローンの借り換えでは、住宅ローンの債務者を変更することはできません。例えば、現在単独で借り入れしているローンをペアローンに借り換えることはできません。また、新たに借りる住宅ローンの返済期限は、借入中のローンの返済期限までのため、返済期間を変更するために利用することはできません。

諸費用や管理費などの見逃しがちなコスト

先にも解説したとおり、不動産の購入には、物件や土地代以外にも多くの費用がかかります。購入手続きに必要な費用、住宅ローンに必要な費用に加えて、引っ越しを機に新しく家具や家電を買い揃えたい場合には、その費用も予算に組み込まなければいけません。

 

また、引っ越し代も家族全員分の荷物を運ぶと意外なコストになる可能性があります。一般的に4人家族で市内(15キロ範囲内程度)の引っ越しでは、7万5000円程度の費用がかかります。しかし、引っ越しのタイミングによって、繁忙期と重なる場合は同じ荷物の量でも10万円以上かかる可能性もあるでしょう。そのため、少しでも費用をおさえたい場合には、引っ越し時期も逆算して考えておきましょう。

住宅購入後の悩みとその対策

住宅購入では予算や立地、間取りなど多くのことで悩み、検討して決断していきます。しかし、実際に住んでみると、何かしらの悩みや問題が発生するでしょう。そこで、よくある住宅購入後のトラブルや、住んでみてから発生しやすいお悩みについて対策を交えて解説します。

騒音トラブルとその防止策

物件見学や内見の際では、家の中や周辺に滞在する時間はごくわずかです。しかし、購入後に実際に住んで24時間過ごしてみると思わぬ騒音に悩むこともあります。

 

例えば、近隣住民との生活時間が異なることから生活音が気になったり、子どもの声や足音が気になったりすることもあるでしょう。また、ペットなどの鳴き声が気になるケースもあります。

 

これらはできれば購入前に、時間帯を変えて何度か現地に足を運び、あらかじめどのような生活音がする可能性があるか把握しておくのがおすすめです。騒音が気になりそうだと感じた場合は、防音や遮音効果のある壁材や窓を取り入れることもできるため、業者に相談してみましょう。

リフォームや修繕費の捻出方法

住宅購入した方は、ほとんどの場合、その家に長く住むことになるでしょう。そのため、購入直後にどれだけ最新の設備を取り入れていても、経年劣化が進めば故障したり、不自由に感じたりすることがあります。

 

また、お家の状態を少しでも良い状態で長く保つためには、外壁塗装や屋根塗装、防水加工などのメンテナンスも必要です。これらは10〜15年周期で行うのが良いとされているため、費用を準備できるようにしておかなければいけません。

 

リフォームや修繕には、高額な費用がかかる場合もありますが、その資金を捻出するためにはいくつかの方法があります。最もシンプルなのは、「毎月○円ずつ貯金しておく」という方法です。しかし、それ以外にもリフォームローンの利用、住宅ローンの借り換え、退職金の一部を利用するなどの方法もあります。

 

いずれも、それぞれのライフプランや資金計画に合わせた方法で、資金を捻出しましょう。

税制改正による影響と節税対策

2024年度税制改正では、住宅ローン控除においてどのような内容が見直されたのでしょうか。なお、住宅ローン控除とは、住宅ローンを借りて住宅を買うと、入居から一定期間に限り、年末のローン残高に応じた額が所得税などから控除されるという制度です。

 

当初、2024年以降は住宅ローン減税の借入限度額が低下するとされていました。しかし、2024年度税制改正大綱では、子育て世帯および若者夫婦世帯に限り、23年の借入限度額が据え置かれることが決定しました。

 

また、2024年度税制改正では不動産売買で課される印紙税や不動産取得税、登録免許税の減税措置の延長も決まっているため、マイホームを購入する人に対する優遇は子育て世帯に限らず、受けられることが分かります。

 

そのほかにも、固定資産税の減額措置、不動産取得税の軽減など多くの措置が引き続き行われているため、節税対策をお考えの方は、これらの措置が継続されている間に住宅購入するのがおすすめです。

災害時の備えと保険の見直し

日本は災害大国ともいわれており、住宅購入を検討する際に「せっかく家を買っても災害にあって倒壊してしまったらどうすれば良いのか」と不安に思う方も少なくないでしょう。そのため、安心して暮らすためにも住宅購入する際には、災害時の備えにも考慮した土地探しや物件探しをするのがおすすめです。

立地探しの際はハザードマップも利用しましょう

ハザードマップとは、自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路、防災関係施設の位置などを表示した地図のことです。なお、ハザードマップは基本的に各自治体が作成しており、災害の内容に合わせて8パターン作成されています。

【ハザードマップの種類】

・洪水ハザードマップ

・内水ハザードマップ

・地震ハザードマップ

・津波ハザードマップ

・高潮ハザードマップ

・土砂災害ハザードマップ

・ため池ハザードマップ

・火山ハザードマップ

 

また、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」を利用すると、全国各地のハザードマップが確認できるほか、いくつかのハザードマップを重ねて確認することも可能です。物件購入を検討しているエリアがどのようになっているか、購入前に一度確認していましょう。

避難場所への行き方を確認しておく

ハザードマップで比較的安全なエリアであることを確認した場合でも、いつどのような災害が起こるかは分かりません。また、家族全員が家にいる時間帯に災害が起こるとも限らないため、引っ越しをするタイミングで災害が起きた際にはどのようにすれば良いかを家族全員で話し合っておくことも大切です。

火災保険などの保険も見直しておく

住宅購入する際には、ほとんどの方が火災保険に加入するでしょう。火災保険の加入に加えて、災害に備えるために地震保険への加入も検討・見直しするのがおすすめです。

 

地震保険とは、火災保険と併せて契約する損害保険の一種です。地震保険の契約金額は、火災保険の契約金額に対して30〜50%の範囲で設定でき、火災保険契約期間の途中でも地震保険に加入できます。

住宅購入で失敗しないための不動産業者選びのポイント

住宅購入で後悔しないためには、これまでに紹介した内容を参考に事前に計画したり、検討時に細かくチェックしたりすることが重要です。また、それらはすべて自分で行うことは困難なため、購入時に利用する不動産業者やハウスメーカーから的確なアドバイスをもらいながら進められるかどうかも重要なカギになるでしょう。

 

そこで、最後に不動産会社の選び方や契約時にチェックしておくべきポイントを解説します。

不動産業者の選び方と注意点

不動産業者は数多くありますが、自分たちが安心して任せられる業者や担当者に出会うことも住宅購入で失敗しないための重要なポイントになります。そのため、次のポイントを重視しながら、自分たちが納得のできる会社選びをしてみましょう。

丁寧なヒアリングから、さまざまな提案をしてくれるか

住宅購入する際には、予算や理想の住まいのイメージ、譲れない条件、希望の立地など多くの要望を伝える必要があります。しかし、具体的に定まっていない場合も少なくありません。そのため、的確なヒアリングをして、購入者の希望や要望を汲み取ってもらえると、理想の住まい探しがスムーズに進みます。

注意点やできないこともはっきり伝えてくれるか

物件や土地には、長所もあれば短所があります。注意点や懸念点もしっかり知った上で購入しなければ、後に後悔する可能性は高まります。そのため、良いことばかりを伝えるのではなく、気をつけることも伝え、かつそれを改善する策まで親身に考えてくれる業者を選ぶと安心です。

レスポンスが早くスムーズなやり取りができるか

物件購入では、ささいな疑問や相談が出ることもあるでしょう。不安を解消して、失敗なく物件購入するためには、営業日や営業時間中にスムーズに対応してくれる業者や担当者の方が、より安心して手続きを進められます。

まとめ

今回は、後悔のない住宅購入のために知っておくと良い後悔のポイントや対策などを紹介しました。多くの体験談をもとに、事前に調べておくこと、決めておくことなどを整理して、物件探しや不動産業者探しを進めていきましょう。

 

また、どれだけ事前に調べたり対策したりしていても、実際に住んでみると悩み事が出てくることもあります。その場合は、必要に応じて専門家に相談しながら早めに対処したり、資金計画を見直したりしましょう。

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