住宅購入の無料相談で理想の家づくりを実現！相談前に準備しておくこともお伝えします

住宅購入の相談先

住宅購入の相談先は主に5つあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

 

相談先	特徴
不動産会社	地域の不動産市場に精通している
ハウスメーカー	土地探しや間取りについての相談ができる
ファイナンシャルプランナー	ライフプランを考慮して、資金計画のアドバイスをしてくれる
銀行	金利の違いや返済シュミレーションなど、住宅ローンの具体的な説明を受けられる
住宅相談窓口	特定の会社に偏らず、中立な立場で相談してくれる

 

それぞれ得意分野が異なるので、ご自身の状況や相談内容に応じて、相談先を選ぶようにしましょう。

不動産会社

不動産会社は、住宅ローンの申し込みから契約後の引き渡しまで、住宅購入の全般的なサポートをしてくれます。

 

新築住宅や中古住宅、マンションなど、幅広い物件を取り扱っているため、希望に合った条件の物件を見つけやすいのが特徴です。地域の不動産市場に精通しているため、購入希望エリアの相場や周辺環境についても詳しく教えてくれます。

 

新築一戸建ての場合は、土地探しからサポートしてくれるため、効率よく理想の住宅を見つけられます。ただし、不動産会社は数が多く、自分に合った会社を見つけるのには時間がかかる場合があります。

 

ハウスメーカーや工務店

ハウスメーカーや工務店では、土地探しから資金計画、間取りまで幅広く相談ができます。

 

営業スタッフが親身になって相談に乗ってくれるため、住宅購入が初めての方でも質問しやすいです。予算に応じた間取りの設計やデザインについても、具体的なアドバイスをもらえるため、一戸建てを検討している方におすすめです。

 

ハウスメーカーや工務店も数が多いため、どこに相談すればよいか迷う方も多いです。そんな時は、住宅展示場に足を運んでみましょう。複数のモデルハウスを見学できるため、各社の特徴を比較しやすいです。

ファイナンシャルプランナー（FP）

ファイナンシャルプランナー（FP）は、個人のライフプラン全体を考慮しながら、資金計画のアドバイスをしてくれる専門家です。

 

主に以下のアドバイスを受けられます。

 

• 家計管理
• 教育資金
• 老後の生活設計
• 住宅ローン

 

収入や支出を考慮した上で、将来的に無理のない資金計画を提案してくれるのが特徴です。

 

無料での相談も可能ですが、相談内容に制限があるため、より詳細な相談をしたい場合は、有料相談を検討するとよいでしょう。

銀行

住宅ローンについて詳しく知りたい場合は、銀行への相談がおすすめです。

 

なぜなら、金利の違いや手数料の比較、返済シミュレーションなど、住宅ローンに関する具体的な説明を受けられるからです。ローンの手続きについてもサポートしてくれるため、スムーズに進められます。多くの金融機関では、住宅ローン相談を無料で受け付けています。複数の銀行に相談して、比較検討するとよいでしょう。

住宅相談窓口

住宅相談窓口では、住宅購入に関する様々な疑問についてアドバイスを受けられます。

 

たとえば、住宅購入の流れや手続き、資金計画、住宅ローンなどに対応してくれます。中立的な立場からのアドバイスが受けられるため、希望に合った会社やプラン選びがしやすいです。多くの窓口では相談は無料で、オンラインでの相談にも対応しているため、気軽に利用できます。

 

住宅購入の相談が無料なおすすめ窓口6選

住宅購入を検討する際、様々な相談窓口の中からどこを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。それぞれの窓口によってサービス内容や対応範囲が異なります。

ここでは、住宅購入でおすすめの相談窓口を6つご紹介します。ご紹介する相談窓口と特徴は以下のとおりになります。

相談窓口	特徴
おうちの買い方相談室	マイホーム購入に特化した「マイホームFP」が相談に対応してくれる
SUUMO（スーモカウンター）	家づくりの基本を学べる「家づくり講座」を開催している
HOME 4U　家づくりのとびら	専門のアドバイザーが全員ハウスメーカー出身
LIFULL HOME’S　住まいの窓口	新築一戸建てだけなく、中古一戸建てや中古マンションなど幅広く扱っている
ハウジングカウンター	スタッフに国家資格者が在籍している
注文住宅の相談窓口	注文住宅だけでなく、リフォーム会社にも対応している

おうちの買い方相談室

相談方法	店舗相談
対応エリア	東京都や千葉県などの32都道府県
料金	無料
URL	https://ouchino-kaikata.com/

 

「おうちの買い方相談室」は、株式会社GOENが運営する住宅購入の相談窓口です。住宅会社や土地選び、資金計画を含めた家計のアドバイス、さらにはマイホーム購入後のアドバイスまで、住宅購入に関する幅広い相談に対応してくれます。

相談料は無料で利用できます。これは、提携している住宅会社からの紹介料で運営されているためです。相談対応は「マイホームFP」と呼ばれる専門家が行い、通常のファイナンシャルプランナーでは対応できないマイホーム購入に特化したアドバイスを提供します。

また、「住宅購入診断士」という資格を持つ専門家も在籍しており、第三者の立場で中立的なアドバイスを受けることができます。

SUUMO（スーモカウンター）

相談方法	店舗相談 電話相談 ZOOM相談
対応エリア	全国
料金	無料
URL	https://www.suumocounter.jp/

 

リクルートが運営する「スーモカウンター」は、新築一戸建てやマンションの購入、注文住宅の建築まで幅広く対応する相談窓口です。

特徴的なのは、無料で受けられる「家づくり講座」を開催していることです。この講座では、家づくりの基本を学ぶことができ、住宅購入の知識を深めることができます。

希望に合った建築会社を複数紹介してくれるため、様々な会社を比較検討することができます。さらに、スーモカウンターを通じて契約した際は、「完成あんしん保証」という保証が付いてきます。

契約した建築会社が万が一倒産した場合でも、工事請負契約金額の30％または最大1000万円のいずれか少ない額を保証してくれます。

HOME 4U　家づくりのとびら

相談方法	オンライン相談
対応エリア	全国
料金	無料
URL	https://house.home4u.jp/

 

NTTグループが運営する「HOME 4U」は、オンラインに特化した相談窓口です。専門のアドバイザーが全員ハウスメーカー出身で、注文住宅のプロが揃っているのが特徴です。家づくりに関する専門的なアドバイスを受けることができます。

また、個人情報の取り扱いも徹底しており、日本で個人情報を適切に取り扱う企業に付与される「プライバシーマーク」を取得しています。

大手企業グループならではの、セキュリティ面での安心感もあります。オンラインでの相談に不安を感じる方でも、安心して利用できる相談窓口と言えるでしょう。

LIFULL HOME’S 住まいの窓口

相談方法	店舗相談 オンライン相談 電話相談
対応エリア	【店舗】 東京都、神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・岐阜県・京都府・大阪府・兵庫県・福岡県 【オンライン、電話相談】 全国
料金	無料
URL	https://counter.homes.co.jp/

 

「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」は、LIFULLが運営する総合的な住宅相談窓口です。提携会社はLIFULLが厳選した200社から紹介されるため、質の高いサービスを受けることができます。

注文住宅や新築一戸建てはもちろん、中古一戸建てや中古マンションまで、幅広い住宅に対応しているのが特徴です。一度の相談で複数の住宅について相談できるため、住宅の種類が決まっていない方や、様々な選択肢を検討したい方におすすめです。

ハウジングカウンター

相談方法	店舗相談
対応エリア	全国
料金	無料
URL	https://housingcounter.jp/

 

日本ビルダーズ　株式会社SHGが運営する「ハウジングカウンター」は、相談会や勉強、資料の請求などのすべてのサービスが無料で受けられるため、費用を請求されることはありません。

 

相談会や勉強会には、国家資格を持ったスタッフが対応するため、住宅購入に関して詳しい説明を受けられます。実店舗ではキッズスペースを完備しているため、お子さん連れも安心して利用ができます。

注文住宅の相談窓口

相談方法	店舗相談
対応エリア	全国
料金	無料
URL	https://zenkoku-soudan.com/

 

株式会社あおぞらカンパニーが運営する相談窓口です。住宅会社選びや資金計画、住宅ローン選びをトータルでサポートしてくれます。

 

提携している住宅会社の数は1,991社と、豊富な選択肢があります。注文住宅だけでなく、建売住宅やリフォーム会社にも対応しているため、多くの住宅会社を比較検討したい方におすすめです。

相談窓口を使うメリット

住宅購入の相談窓口を利用することで、専門家からのアドバイスや提案を受けられることはもちろん、時間の節約にもつながります。ここでは、相談窓口を利用する際の3つのメリットについて解説していきます。

効率よく情報を集められる

住宅購入には市場の相場や住宅ローン、各種税金など、多くの専門的な知識が必要です。これらの情報を1人で集めようとすると、膨大な時間と労力がかかってしまいます。相談窓口を利用すると、専門家から効率よく住宅ローンや税金に関しての情報を得られ、時間の節約に繋がります。

 

また、個人のライフスタイルに合わせたアドバイスができるのも強みです。家族構成や将来の計画などを考慮した提案を受けられます。

資金計画をサポートしてくれる

住宅購入は数千万円規模の支出となるため、綿密な資金計画が欠かせません。相談窓口では、予算に応じた無理のないローンの組み方や、活用できる補助金制度などを提案してくれます。

 

将来の収入や支出の変化も考慮した長期的なプランの提案も期待できます。ご自身にあった資金計画を立てられるので、住宅購入後の生活も安心して送ることができます。

希望の条件を整理してくれる

住宅購入で希望する条件を見つけるには、多くの時間が必要です。なぜなら、予算や立地、間取り、設備など考えることが多岐にわたるからです。希望の条件をご自身で整理しようとすると、何を優先すればいいか迷ってしまいます。相談窓口では、予算や希望に沿った内容を提案してくれるため、希望条件の整理ができます。

 

エリアや設備、間取りについての相談も可能です。現在の家族構成やライフイベントも考慮してくれるため、長期的な視点で住宅購入を進められます。

 

相談窓口を使うデメリット

住宅購入の相談窓口は、効率的に情報収集ができ、専門家からのアドバイスが受けられる便利なサービスです。

 

しかし、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、相談窓口を利用する際の3つのデメリットについて解説していきます。

紹介される企業が限定される

住宅購入の相談窓口では、提携している会社の中から紹介を受けることになります。つまり、気になっているハウスメーカーや工務店が提携先に含まれていない可能性があります。

 

たとえば、気になっているハウスメーカーや工務店が相談窓口と提携していなければ紹介を受けられません。そのため、選択肢が限られてしまうというデメリットがあります。希望する会社がある場合は、相談窓口を通さないほうがよいでしょう。もし相談窓口を利用する場合は、別の窓口へ変更したり、ご自身で情報を集めたりする必要があります。

複数の相談だと時間がかかる

複数の相談窓口で検討する場合、予想以上に時間がかかってしまう場合があります。これには主に以下のような理由があります。

 

• 相談自体に時間がかかる
• スケジュールの調整が必要

 

上記のデメリットを避けるためには、事前に自分で情報収集を行い、あらかじめ質問する内容を決めておきましょう。また、オンライン相談など時間や場所に縛られない相談窓口の利用も検討しましょう。スケジュールの調整もしやすく、時間の節約に繋がります。

担当者のスキルにばらつきがある

担当者の経験や知識に差があるため、すべての相談窓口で同じ対応を受けられるとは限りません。たとえば、経験豊富な担当者なら具体的なアドバイスや提案が期待できますが、経験の浅い担当者の場合は十分なサポートを受けられないでしょう。

 

相談窓口を利用しても、納得のいく答えが見つからない可能性もあります。満足のいくアドバイスを受けられないときは、以下のような対応を検討しましょう

 

• 担当者の変更を依頼する
• 別の相談窓口に変更する
• 複数の窓口で相談を行う

 

相談窓口を利用する前は、住宅購入に関する情報を集めておきましょう。ある程度の知識があれば、担当者の説明が適切かどうかの判断もしやすくなり、具体的な質問もできます。

相談できる内容

住宅購入の相談窓口では、予算や資金計画、住宅ローン、住宅会社の選び方を相談できます。ここからは、窓口での対応可能な相談内容について解説していきます。

予算や資金計画

住宅購入の相談において、最も重要なのが予算や資金計画です。なぜなら、住宅購入には大きな金額が必要で、多くの場合は住宅ローンを組むことになるからです。

適切な資金計画を立てないと、日々の生活に支障をきたす恐れがあります。そのため、計画的な返済をするには、住宅購入に関する専門家への相談が必要です。ご自身の収入や支出、ライフプランに合わせた、無理のない資金計画を提案してくれます。

土地探し

多くの窓口では、土地探しのサポートも行っています。土地探しは住宅購入において最初の重要なステップとなりますが、自分だけで土地を探すのは手間も時間もかかり大変です。

土地の価格や条件設定は、その後の資金計画全体に影響を与えます。相談窓口でアドバイスを受けながら土地探しを進めると、希望のエリアや予算に合った土地を効率よく見つけられます。

土地選びのポイントや注意点について教えてくれるので、予算内で満足のいく土地選びに繋がります。

住宅ローン

住宅ローンは、金利のタイプや返済期間など生活状況にて選択肢は様々あり、将来の返済額に大きく影響します。相談窓口では、生活の状況や将来のライフイベントに合わせた住宅ローンを提案してくれます。返済のシュミレーションも行えるため、具体的な毎月の支払額も確認できます。

住宅会社の選び方

住宅会社は数多くあり、価格帯や実績、保証内容も異なります。相談窓口は様々な住宅会社と提携しているため、各会社ごとの特徴や実績も確認できます。

 

信頼できるハウスメーカーや工務店の選び方も教えてくれるため、予算や希望に合う住宅会社の比較も可能です。

住宅購入の相談にかかる費用

住宅購入の相談先によって、相談にかかる費用は異なります。たとえば、不動産会社やハウスメーカー、工務店、銀行は基本的に相談を無料で行っています。

 

ファイナンシャルプランナーも相談を無料で行っている場合もありますが、相談の内容によっては有料となります。

 

日本FP協会によると、1時間当たりの相談料の相場は5,000〜1万円。提案書の作成を依頼する場合には、別途の費用が必要です。

 

【参考】日本FP協会：料金体系について

住宅購入の相談前に準備しておくこと

住宅購入の相談前に準備しておくべきことについて解説していきます。相談前に必要な3つの準備は以下のとおりです。

 

• 購入条件をまとめておく
• 質問する内容を決めておく
• 必要な書類を準備する

購入の条件をまとめておく

購入の条件をあらかじめ決めておけば、相談の際に具体的な話が進めやすく、時間を有効に使えます。主な条件として、以下のとおりになります。

• 希望エリア
• 間取り
• 住宅購入時の予算

購入条件を明確にするには、ご家族と話し合いが欠かせません。優先順位をつけておくと、相談時もスムーズに進められます。

質問する内容を事前に決めておく

相談時に必要な情報を得るために、聞きたい情報をまとめた「質問リスト」が必要です。事前に質問内容を整理しておくメリットは以下のとおりです。

• 相談時に必要な情報を聞き出せる
• より具体的なアドバイスを得られる
• 自分が本当に知りたい情報を聞ける

限られた相談時間を効率よく使うには、質問リストを作成しておきましょう。

必要な書類を準備する

相談時や購入手続きに必要な書類は、人によって異なります。ただし、住宅購入時に以下の書類は必要となることが多いため、事前に用意しておきましょう。

• 住民票
• 本人確認書類（マイナンバーカード、運転免許証など）
• 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)

印鑑証明書は3ヶ月以内に発行されたものが必要になる場合が多いため、有効期限には注意しましょう。

相談窓口での流れ

住宅購入の相談は、以下の流れで進めていきます。

 

1. 住宅購入に関する希望や不安を相談する
2. 予算や資金計画をたてる
3. 条件にあった住宅会社を紹介してくれる
4. 契約の手続きを進める

 

住宅購入をスムーズに進めるために、相談の流れを事前に把握しておきましょう。

住宅購入に関する希望や不安を相談する

住宅購入の相談は、希望や不安を専門家に伝えるところから始まります。相談窓口によって当日予約も可能ですが、スムーズな相談のためには事前予約がおすすめです。

初回の相談では、主に以下のような項目について詳しくお話しいただきます。

• 家族構成
• 収入の状況
• 将来のライフプラン
• エリアの希望

相談の際には、不安やわからないことを遠慮なく担当者に伝えましょう。相談は基本的に無料で受けられるため、疑問点はすべて解消してから次のステップに進んでください。

予算や資金計画を立てる

相談内容をもとに、具体的な予算や資金計画、住宅ローンについてのアドバイスをもらえます。将来の収支も含めた無理のない資金計画を立てることが重要です。多くの相談窓口では、教育費や老後の生活費などの将来的な支出を考慮した計画を提案してくれます。

条件にあった住宅会社を紹介してくれる

資金計画が具体的になったら、希望条件や予算に合った住宅会社を紹介してもらえます。会社選びのポイントについてもアドバイスを受けられます。

相談窓口では複数の会社を紹介してもらえるため、比較しながら検討できます。住宅会社の担当者との打ち合わせを重ねながら、自分たちに最適な会社を選んでいきましょう。

契約の手続きを進める

住宅会社との打ち合わせを行ったら、最終的に契約する会社を決めていきます。相談窓口の中には、契約後のアフターサービスを提供しています。長期的なサポートを受けられる窓口を選ぶと、より安心して住宅購入を進められます。

まとめ

本記事では、住宅購入の相談窓口を利用する際のメリットやデメリット、相談できる内容などを解説しました。

 

内容を簡単にまとめると以下のとおりになります。

 

• 住宅購入で相談窓口を利用すると、希望の条件を整理しながら効率よく情報が集められる
• 紹介される企業が限定されていることがある
• 複数の相談だと時間がかかってしまう
• 住宅購入の相談は基本無料だが、ファイナンシャルプランナーへの相談は費用が発生する場合がある
• 相談前は質問する内容をリストでまとめておくと、具体的なアドバイスを得やすい

 

住宅購入は多くの金額が必要になり、計画的なプランを立てないと生活に影響が出る恐れがあります。ですが、初めて経験することばかりで、どれから手をつけていいかわからない方も多いでしょう。直接工務店やハウスメーカーに相談する前に、家づくりを動き始めるタイミングで、まずは無料の相談窓口を利用して、費用をかけずに住宅購入に関しての疑問解消に繋げていきましょう。