家づくりの基本からこだわりポイントをランキング形式で紹介!

「注文住宅は決めることが多くて困る!」
「最新のトレンドや設備にはどのようなものがあるの?」
「トレンドを取り入れながらも飽きのこないデザインにするには?」
家づくりは、デザインや間取り、お家の設備までさまざまなことを決めなければいけません。最新の住宅に取り入れられている設備や、トレンドを踏まえたデザインを考えたいと考えている方も少なくないでしょう。
そこで、この記事では注文住宅を建てるための基本知識から、取り入れたい設備や美観(デザイン)のトレンドなどをまとめました。この記事を読めば、快適な暮らしができる理想の住まいづくりのポイントがわかります。
注文住宅は、土地探しからお家のデザイン、間取り、設備などをすべて自由にカスタマイズできます。こだわりを取り入れた唯一無二の家づくりができる一方で、決めることが多すぎて混乱してしまう!という方も多いのではないでしょうか。
そこで、注文住宅づくりの参考となる「家づくりで重視するポイント」などを解説していきます。最新のトレンドもランキング形式でも紹介するため、参考にしながら自分たちの理想の住まいを手に入れてみてください。
注文住宅づくりの基本や重視したいポイント
注文住宅を建てるとなった場合、デザインや間取りの検討に目がいきがちです。しかし、注文住宅は土地探しからスタートすることも多く、多くの決めごとがあります。トレンドを知る前に、まずは注文住宅づくりの流れや重視するポイントを知りましょう。
注文住宅を購入する場合の引き渡しまでの流れ
注文住宅づくりの大まかな流れを把握しましょう。順序が前後する場合もありますが、基本的流れは以下の通りです。
【1】予算計画
まずは、住宅購入にかける予算を考えます。予算は一般的に年収の5〜7倍程度や返済期間の収入の25%程度を目安とします。しかし、現在だけでなく今後のライフスタイル、住宅ローンの返済以外に必要な支出(生活費、教育費など)は、家庭によってさまざまなので、今後必要になるお金を踏まえて無理のない範囲で考えましょう。
【2】情報収集
総額の予算が決まったら、家づくりに必要な情報収集をします。情報収集では、住宅情報誌やインターネット、住宅展示場を見て、イメージを膨らませていくとよいでしょう。
【3】土地探し
注文住宅を建てるためには、土地も必要です。すでに所有している土地に建てる場合を除き、土地探しをしなければいけません。重視するポイントを明確にして、建築費用とのバランスをみながら条件に合う土地を見つけましょう。
【4】建築の依頼先(工務店やハウスメーカー)選定
土地が決まったら、家づくりを依頼する会社を探します。自分たちにあった会社を探すためには、「価格帯が予算に見合っているか」「強みとするデザインが好みの雰囲気と似ているか」などを参考にしてみてください。
また、会社によっては土地探しの相談にのってもらえる場合もあるため、必ずしも土地探しが完了してから会社選びをする必要はなく、並行して進めるのもおすすめです。
【5】設計(デザインや間取り)の打ち合わせ
依頼する会社が決まったら、自分たちのライフスタイルや希望のイメージを打ち合わせで伝えて、それらを反映させながら、どのような家を建てるのか具体的なプランを決めていきます。
【6】契約
おおよその設計が固まったら、契約に進みます。さまざまな手続きや、確認申請(建築許可)を経て、いよいよ本格的な家づくりが開始します。
【7】着工
契約が完了次第、工事着工となり、家づくりが始まります。なお、着工から完成までは、数ヶ月かかります。そのため、途中で現場確認や施主検査などをして、修正が必要な場合は都度打ち合わせをしながら、理想の家を完成させていきましょう。
【8】引き渡し
お家が完成したら、最終チェックをして引き渡しです。鍵を受け取り、引っ越しが完了したら新生活がスタートします。
ハウスメーカーや工務店によっては、引き渡し後も定期的に点検などのアフターサービスを受けられるため、もしものときに備えてアフターサービスがある会社を選ぶと安心です。
注文住宅づくりで重視したいポイント
家づくりにおける設計(デザインや間取り)で重視したいポイントを紹介します。
ポイント①|ライフスタイルに合わせた間取り
お家の間取りは、現在の家族構成だけでなく、可能な範囲で子どもの成長や自立、両親との同居などの変化についても見据えた設計にするのがおすすめです。
また、生活のしやすさを考え、家事動線の確保も考えましょう。そのほかにも、最近ではテレワークや趣味のスペースを確保するケースも増えています。1部屋設けるのではなく、リビングの隅にこのようなスペースを設けるのも人気です。
ポイント②|デザイン性の高さと生活のしやすさのバランス
設計を考えていると、デザイン性を重視したくなりがちです。しかし、お家は基本的に何十何も暮らす空間になるため、デザインは希望のイメージを反映しつつも、何年経っても飽きの来ないものを選ぶとよいでしょう。
ポイント③|収納スペースの確保
どれだけ良い空間づくりができても、十分な収納が確保できていないと、目につくところにものが溢れてしまい、快適な住まいとはほど遠くなってしまいます。
そのため、家族の人数や必要になる収納をあらかじめ明確にして、広さを確保するだけでなく、デッドスペースなども活かしながら使いやすさや取り出しやすさを重視した収納を取り入れましょう。
最新の家づくりに取り入れるべき要素
最新の家づくりには、便利な設備や生活しやすくするための工夫ポイントが多数あります。そのなかでも、トレンドや昨今の価値観にあった取り入れたい要素を解説します。
環境に優しいエコ設計の重要性
サステナブルという言葉をよく耳にしますが、サステナブルとは「持続可能な」という意味です。ビジネス用語として使われていましたが、最近では環境用語として「環境に優しい」という意味合いでも使われる傾向にあり、生活にもサステナブルを意識したものが多く取り入れられるようになりました。
この流れは家づくりも例外ではなく、環境に優しいエコ設計は、現在の家づくりのトレンドにもなりつつあります。エコ設計の家とは、環境を守りながら省エネルギーで快適に暮らせる家のことなどを指します。具体的な例をいくつか紹介しましょう。
自然エネルギーを取り入れる
自然エネルギーとして代表的なものには、太陽光発電や太陽熱温水器などがあります。太陽光を利用して、省エネルギーが実現すれば、環境に優しいだけでなく、近年高騰している光熱費の削減にもつながるため、自然にも人にもやさしい家になるでしょう。
また、太陽光のように設備を導入する以外にも、自然エネルギーの取り入れ方はあります。例えば、風通しを考えた窓の配置をした設計や、大きな窓や吹き抜けなどで光を取り入れ室内を明るくするだけでなく温かくするように工夫することも電気やガスの使用量削減になります。
高断熱・高気密の窓やドアを取り入れる
省エネの工夫としては、外気の影響を受けにくくしてエアコンの使用を抑える構造づくりも効果的です。例えば、壁や床に断熱材を含むものを使用したり、樹脂サッシや二重窓(Low-Eガラス、複層ガラスなど)を使用したりして、夏は外気の侵入を抑え、冬は室内の温かい空気が外に逃げるのを抑えます。
省エネ設備の導入
家のなかで使用する家電を省エネタイプのものにするのも、簡単にできる工夫です。お家の設備に節水型のトイレや、高効率給湯器(エコキュート、エコジョーズ)の導入などを検討してみましょう。
また、もっと身近な工夫としては照明をLED照明にするのも省エネの工夫になります。
自然素材を使用する
昔から日本の家に使われている漆喰、珪藻土は、湿気を吸うはたらきなどの室内環境を良くする性質を持ち合わせています。そのため、設備を導入するのではなく、自然素材を取り入れることで、快適な空間づくりをするのもおすすめです。
快適な居住スペースを実現する間取りの工夫
生活スタイルや価値観は、時代ごとに変化していきます。現在のトレンドも踏まえた快適な居住スペースづくりには、次のような間取りの工夫もおすすめです。
家族全員の生活の拠点になる広いリビング
一般的に家族が多くの時間を過ごす場所は、リビングです。最近では、子どもも自室ではなくリビングで宿題することが多い傾向にあります。そのため、リビングとキッチンを一体化させて、料理をしながら子どもの様子がわかるように対面でワークスペースを設けるのもトレンドです。
リビング・ダイニング・キッチンをまとめると、家族が顔を合わせやすくなるため、ひとつの大きな部屋になるよう設計すると、会話も生まれやすくなるでしょう。また、リビング階段も家のなかの移動にリビングを通る設計になるため人気です。
家事動線を最適化させる
家事のしやすさが考慮されていない間取りは、実際に住んでみて日々家事をしないと気づかないことが多く、後々後悔するポイントのひとつです。キッチンや洗面所・脱衣所、洗濯物を干すスペースなどをなるべく近くに配置した設計にしておくと、洗濯や料理などの家事で移動する範囲を狭くできます。
一つひとつはわずかな時間であっても、家事のたびに家を往復するのは、日々のストレスになるでしょう。例えば、家事をするスペースを回遊動線にすれば、ストレスの少ない生活導線になります。
大きさや数だけでなく、導線を意識した収納
十分な収納スペースがないと、どれだけ快適な間取りの家にしたとしても、家中にものが散乱し快適な生活とはほど遠くなってしまうでしょう。そのため、家族の人数や生活に必要なものを意識した収納スペースの確保は、家づくりでも重要なポイントになります。
しかし、どれだけ大きさや数を確保していても、収納が使いにくい場所にあると、片付ける習慣が身につかなかったり、使用する度に手間がかかったりしてしまうでしょう。そのため、収納に入れるものと使うシーンを考えて、収納場所を考えるようにしてください。
また、場合によってはなんでも隠してしまうのではなく、見せる収納を活用して使いやすさを考えてみるのもよいでしょう。
生活の変化に合わせた余白づくり
ライフスタイルの変化によって、必要な空間は変化します。変化する生活にも柔軟に対応できるよう、広さに余裕がある場合は、フリースペースとして利用できる空間をつくっておくと、始めは子どもの遊び場として使い、不要になったら趣味の部屋や書斎にすることも可能です。
また、全て壁で区切るのではなく、必要なときに利用できる間仕切りを取り入れた設計をするのも柔軟な間取り変更のための工夫です。
家づくりにおける美観(デザイン性)へのこだわり
家づくりでいう「美観」とは、建物の外観のデザインや素材、またそれらがつくる空間の調和や美しさのことをいいます。
美観で重視されるポイントランキング
家づくりの美観では、次のポイントが多く重視されています。
【1位】外観デザインの統一感
家全体のテーマ(ナチュラル・シンプル・古民家風・北欧風など)に合わせた統一感のあるデザインを重視する傾向にあります。そのため、注文住宅ではお家全体をどのようなイメージに仕上げたいかを考えるようにしましょう。
【2位】外壁・屋根の色や素材
外壁や屋根では、サイディングや塗り壁、ガルバリウム鋼板など、使用する素材感がデザインの一部となるため、お家全体のデザインとの調和をみながらデザイン(素材)を選びましょう。なお、近年ではナチュラル系のカラーやモノトーンが人気です。
【3位】窓のデザインや配置
窓の位置は、室内に効果的に光を取り込んだりすることを重視しがちですが、外から見た状態まで考えるとより美しい外観づくりができるでしょう。例えば、規則的かつ効果的に配置されていると、外から見ても家のなかにいても美しさを感じられます。また、窓は形や高さ、サッシ色に統一感を持たせるのも重要なポイントです。
【4位】屋根の形状
屋根は家のシルエットに大きく影響する部分です。選ぶ形状によって雰囲気が変わるため、モダンな印象にしたい場合は片流れ、安定感のある印象には寄棟屋根、クラシカルな印象には切妻屋根などを選ぶのがおすすめです。
【5位】玄関のデザイン
玄関は家の正面にあり、顔といってもよい部分です。そのため玄関のデザインで、家の印象が変わるため、玄関ドア選びのほか、アプローチや照明などをバランスよく考えて、お客様を迎えたときにも「センスがある家」という印象を持たれるようにしてみましょう。
【6位】一体感のある外構
外構とは、カーポートや庭、植栽、塀など家の外側にある構造物のことです。家と外構に統一感を持たせると、より美しい外観になります。さらに、夜間に植栽や外壁を照らす照明の見栄えにもこだわると、夜間も住まいを美しくみせることができます。
流行のスタイルと長く愛されるデザインの選び方
昨今のデザイントレンドは、シンプルやナチュラル、北欧風、和モダン、インダストリアルなどが注目されています。
トレンドデザインの一例
■シンプル
シンプルなデザインは、白・グレーなどを基調とした直線的なフォルムを用います。また、金属やコンクリートなどを取り入れることで、アクセントができます。
■ナチュラル
シンプルとしていますが、レンガや漆喰、木材などの自然素材を取り入れることで、ナチュラルテイストに仕上がります。
■北欧風
シンプルに近いデザイン傾向ですが、色味にグリーンやカーキ、ブラウン、ベージュを取り入れて北欧ならではの特徴を出します。また屋根は、三角の切妻屋根に仕上げるとより北欧感が出るでしょう。
■和モダン
和モダンは、日本の伝統的な素材やデザインを取り入れながらも、色味にモノトーンを取り入れたり、直線的なデザインを取り入れたりすることで、現代風にアレンジした仕上がりになります。
■インダストリアル
インダストリアルとは、コンクリート、鉄、レンガ、タイルなどの素材をあえてみせたデザインなどを施して、無骨で無機質な素材感を演出したデザインです。
流行に左右されないデザインにするためには
お家のデザインは、トレンドに合わせたものにしたいと考える一方で、「長く暮らすため飽きのこないものにしたい」とも考える方が少なくないでしょう。時代が変化しても、違和感のないデザインにするためには、流行を取り入れながらも普遍的な要素を取り入れるようにするのがおすすめです。
【普遍的な要素の例】
・落ち着いた色味をメインにする(白・グレー・ベージュ・黒・木目など)
・装飾は控えめにする
・凹凸の少ないシンプルなデザインにする
など
素材の選定による耐久性と美しさのバランス
先にも解説したように、外観に使用されている外壁や屋根は、使用する素材によってデザインや印象が大きく変わる場合があります。しかし、素材によって耐久性やメンテナンスの頻度が変わるため、デザイン性と耐久性のバランスを考えて、素材選びをする必要があります。
以下の表は、外壁材のデザイン性と耐久性、コストをまとめたものです。
素材 | デザイン性の特徴 | 耐久性 | コスト |
窯業系サイディング | 色やデザインが豊富 | 経年劣化により、約10~15年で再塗装が必要 | 比較的安価なものが多い |
ガルバリウム鋼板 | 無機質な印象を与えるため、モダンやインダストリアル向き | サビに強く20~30年ほど持つが、塩害に注意する | やや高額 |
タイル外壁 | 高級感のある外観に仕上がる | 基本的に塗り替えは不要 | 施工費も含めて高額 |
塗り壁 | 自然な質感のため、ナチュラルや和モダンと相性が良い | 20年ほど持つが、ひび割れが起こる場合がある | 塗装が手作業のためやや高額 |
木材 | 自然な風合いが出るため、和モダンや北欧風の仕上がりに向いている | 自然素材のため、他の素材と比較して頻繁にメンテナンスが必要 | 素材により異なる |
機能性と便利さを追求した設備ランキング
生活のしやすさ、快適さを重視する場合は、人気の設備の導入も検討してみるとよいでしょう。設備によって導入費用が大きく異なるため、予算とバランスをみながら検討してください。以下では、導入を検討したい人気の設備をランキング形式で紹介します。
【1位】スマートホーム対応機器
スマートホームとは、家電や住宅設備をインターネット接続し、遠隔操作や自動化するIoT技術を活用した住宅のことです。設備の例としては、照明や空調などで、遠隔操作だけでなく、音声操作なども便利な機能です。スマートホームは、生活の利便性や快適性が向上するだけでなく、防犯、省エネなどのメリットもあります。
【2位】宅配ボックス
在宅時間を問わず荷物が受け取れるため、今では共働き家庭などに必須ともいえる設備でしょう。デザイン性の高いものも多く出回っているため、外観とも調和するデザインを選べば美観を損なうことなく設置できます。
【3位】浴室乾燥暖房機
梅雨時期や冬の気温が低く、日照時間の短い季節にもストレスなく、洗濯物が干せます。また、浴室を温められるため、入浴時間に利用すれば、ヒートショック対策にも有効です。
【4位】床暖房
エアコンと異なり、空気が乾燥せず、効果的に部屋全体を温められることから人気が高まっています。エアコンよりもランニングコストがかかる場合があるため、リビングにのみ導入するなど部分使いがおすすめです。
【5位】タッチレス水栓
キッチンや洗面台に使用する水栓をタッチレスにすれば、手をかざすだけで水を出すことが可能です。キッチンでは汚れた手で水栓を汚さなくて済み、洗面台では水を出しっぱなしにすることなく必要なときにだけ水が流れるようにできるため節水にもつながります。
安全性を確保するためのポイント
デザイン性や設備のほかにも、家づくりには重要なポイントがあります。日本は災害大国でもあるため、もしものときに備えた安全性を確保した家づくりが重要です。また、小さな子どもがいる家庭では、日々の生活のなかでも事故が起きないための工夫が必要です。
地震対策と強靭な構造の選び方
地震に備えた耐震住宅にするためには、次の3つのポイントをおさえた家づくりを検討しましょう。
■耐震(たいしん)
耐震とは、地震の揺れに耐えることをいいます。住宅の耐震性を高めるには、建物のベースである骨組みを強化します。なお、耐震事態に揺れを抑える機能はないため、地震が起きた際には揺れが起きるため、家具の転倒対策は必要です。耐震等級は1〜3で評価されますが、3等級とは消防署・警察署レベルの強度です。
■制震(せいしん)
制震とは、揺れを吸収・抑える仕組みのことです。制震ダンパーなどで内部構造が地震の衝撃を緩和するため、地震がきた際、室内の安全性を保つために重要な機能です。また、余震にも強いため、揺れによる構造材の劣化を抑制する働きもあります。
■免震(めんしん)
免震とは、建物全体を地盤から切り離し、地震の揺れを建物に伝えにくくするためのものです。基本的には、病院や高層マンションなどに用いられるものですが、戸建て住宅でも導入可能です。ただし、コストがかかるため、必要に応じて導入を検討しましょう。
安全性を保つために最適な構造づくりのポイント
地震に強い家づくりは、先に解説した3つのポイントをおさえて検討するようにしてください。なお、木造軸組工法や2×4(ツーバイフォー)工法などさまざまな工法により耐震性を高められるため、設計の打ち合わせで相談してみましょう。
また、安全性を確保するためには、家を建てる土地の地盤調査はマストです。どれだけ地震に強い家を建てても地盤が安定していなければ、安全を確保できないため、必要に応じて地盤の改良工事も実施してください。
そのほか、家の間取りによっても住宅の耐久性が変わってくるため、デザイン性と安全性のバランスを考慮した設計をしましょう。
家庭内事故防止策と安全な家づくり
家のなかの事故は交通事故よりも多いともいわれています。子どもや高齢者がいる場合は、階段や段差、浴室などの滑りやすい床での転倒を防止するための対策を施すようにしましょう。
また、小さな子どもがいる場合は、ドアや窓の開閉対策も重要です。また、指挟みによるケガを防止するためには、ゆっくり扉が閉まる「ソフトクローズ機能」のあるドアを取り付けてもよいでしょう。
そのほかにも、火の元の対策としてコンロにチャイルドロック機能が搭載されたものの使用、コンセントの誤操作防止の対策には、コンセント位置の工夫なども大切です。
まとめ
注文住宅づくりでは、デザインにこだわるだけでなく、生活が便利になる設備や快適に暮らせる設備もバランス良く取り入れるようにしましょう。また、お家は何十年も暮らすことになる空間のため、トレンドを意識しすぎず、普遍的なデザインを考えることも大切です。
予算やこだわりたいポイントを明確にして、優先順位を決めながら、さまざまな要素をバランス良く取り入れた家づくりをしてみてください。
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