予算2,000万円で注文住宅は買える?内訳や間取りなどを解説

住宅購入を検討する際、こだわりの詰まった家にしたいと考える方は注文住宅を検討するでしょう。しかし、住宅購入にかけられる予算はさまざまです。
「建物にかけられる予算が2,000万円しかなくても、注文住宅はつくれる?」
「ローコスト住宅を実現するための工夫はあるの?」
このように限られた予算のなかで家づくりをしたいと考える方も多いでしょう。そこで本記事では、2,000万円で実現可能な注文住宅づくりについて徹底解説します。注文住宅を検討中の方は、本記事を参考に計画を立ててみましょう。
注文住宅とは
注文住宅とは、所有もしくは購入する土地に建てる家を自分の好みの間取りやデザインにできるオーダーメードの家のことです。自分で決められるのは間取りだけでなく、外観や使用する素材、構造、設備まで幅広く「家を建てるなら自分たちの理想の住まいを追求したい!」と考えている方に人気です。なお、家を購入するには注文住宅のほかにすでに完成した家を購入する建売住宅(分譲住宅)があります。
注文住宅の概要
■特徴
自分好みのデザインやライフスタイルを反映した家づくりができる
■土地
すでに所有している土地もしくは、購入する土地に建てる
■購入方法
ハウスメーカーや工務店と「建築工事請負契約」を交わして進める
■引き渡しまでの期間(工期)
一から進めるため、建売住宅と比べて長くなる
■費用
建売住宅や分譲マンションなどよりも高くなる傾向がある
注文住宅にも種類がある?
注文住宅は、間取りやデザイン、外観、設備などを自由に設計できる特徴があると解説しました。しかし、注文住宅のなかにもさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴を把握して、自分たちにあったタイプを選ぶようにしましょう。
■フルオーダー住宅
フルオーダー住宅は、間取りや外観をはじめお家のデザインや設備のすべてを自由に決められる注文住宅のことです。自由に決められる反面、決めることが多いため、引き渡しまでの時間がほかの対応よりも長くなります。
■セミオーダー住宅
セミオーダー住宅とは、すべて自由に決められるわけではなく、規格住宅からベースとなる設計を選び、カスタマイズができます。一から決めるわけではないものの、価格を抑えつつフルオーダー住宅の良いところを取り入れた家づくりができます。
■規格住宅
規格住宅は、パッケージになっているものから好きなものを選び、カスタマイズできる箇所のみ自分たちで選ぶものです。セミオーダー住宅と似ていますが、セミオーダーよりも選択の範囲が狭いのが規格住宅です。しかし、その分ハウスメーカーが大量発注した資材や設備を使用するため、より価格を抑えられます。
注文住宅の費用相場ってどれくらい?
「長く住む家を買うのだから自分たちの希望通りにしたい!」と注文住宅の購入を検討する方も少なくないでしょう。しかし、自由度が高い分購入額は建売住宅(分譲住宅)と比較すると高額になる傾向があります。実際に注文住宅の購入には、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか。目安を知るために、価格相場を紹介します。
注文住宅の住宅建築資金
国土交通省 住宅局が発表している「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の住宅建築資金(土地購入資金を除く)相場は、次のように推移しています。
住宅建築資金 | 借入金 | 自己資金 | 自己資金比率 | |
令和元年度 | 3,235万円 | 2,356万円 | 880万円 | 27.2% |
令和2年度 | 3,168万円 | 2,320万円 | 848万円 | 26.8% |
令和3年度 | 3,459万円 | 2,487万円 | 972万円 | 28.1% |
令和4年度 | 3,935万円 | 2,758万円 | 1,177万円 | 29.9% |
令和5年度 | 4,319万円 | 3,058万円 | 1,261万円 | 29.2% |
昨今の資材や人件費の高騰などの理由から、5年間でも1,000万円近く住宅建築資金が増加しています。また、自己資金は必ずしも必要なわけではなく、すべて住宅ローンでまかなうことも可能です。しかし、全国の購入者の平均としては、住宅建築資金のおよそ30%の金額を自己資金で支払えるよう準備している傾向にあることもわかります。
なお、住宅建築資金の全国平均は4,319万円ですが、三大都市圏に限定するとどのくらいの資金が必要になるのでしょうか。
住宅建築資金 | 借入金 | 自己資金 | 自己資金比率 | |
令和元年度 | 3,327万円 | 2,233万円 | 1,094万円 | 32.9% |
令和2年度 | 3,383万円 | 2,327万円 | 1,057万円 | 31.2% |
令和3年度 | 3,843万円 | 2,511万円 | 1,332万円 | 34.7% |
令和4年度 | 4,504万円 | 3,037万円 | 1,467万円 | 32.6% |
令和5年度 | 4,943万円 | 3,311万円 | 1,632万円 | 33.0% |
このように三大都市圏では、住宅建築資金が600万円ほど上がり、借入額・自己資金も上がります。
さらに注文住宅を購入する際、元々土地を所有していない場合は、土地購入もしなければいけません。ちなみに同調査によれば、土地購入資金は全国平均で1,929万円、三大都市圏平均で2,813万円となっています。
この結果からわかるように、2,000万円で注文住宅を建てるのは、平均の半分程度の金額で建てなければいけないということになります。
参考:令和5年度 住宅市場動向調査報告書|国土交通省 住宅局
2000万円で建てる注文住宅の現実
注文住宅の住宅建築資金の相場が4,319万円となると、2,000万円で注文住宅を建てるのは難しいと感じた方も多いのではないでしょうか。しかし、結論からいうと2,000万円で注文住宅を手に入れるのは不可能ではありません。2,000万円で注文住宅を建てるにはどのようにしていけば良いかを詳しく解説していきます。
予算内で可能な面積と設備のバランス
2,000万円で建てる注文住宅は、一般的に敷地面積が40〜50坪前後、建物面積が25〜32坪程度の広さになります。この広さであれば、4〜5人の家族が暮らすことも可能でしょう。また、この敷地面積であれば、建物のほかに車1台ほどの駐車スペースや簡単な庭であれば確保可能です。
2,000万円で家を建てる際には、なるべく建物の面積を広くしたいと考える方が多いでしょう。ただし、建物にお金をかけすぎてしまうと、設備にかける費用が少なくなってしまいます。
設備とは、例えば耐震性の強化や断熱効果のある外壁、床暖房、太陽光発電などがあげられます。家を建てる際には、広さや間取り、デザインに気を取られてしまい、このような設備の検討は後回しになりがちです。
しかし、設備が不十分だともしもの備えが十分にできなかったり、お家のなかの快適さの確保ができず光熱費がかかってしまい、毎月の光熱費が高額になってしまったりする恐れもあります。予算が相場より少額であっても予算の使い方は、バランス良く考えるようにしましょう。
2000万円で注文住宅を建てる際の具体的な予算の内訳
先にも解説した通り、限られた予算で家を建てる場合、こだわりたいところにだけ目を向けてしまい、住みはじめてから後悔することがないようにしなければいけません。しかし「バランス良く予算を使うといっても具体的にどうすれば良いのかわからない」という方も多いはずです。
注文住宅の建築に必要な費用の内訳は、大きく3つに分けることができます。
■本体工事費用
その名の通り、建物の建築工事にかかる費用です。例えば、仮設工事・基礎工事・内装工事・外装工事・設備工事がこれにあたります。また、注文住宅は設計も必要になるため、設計費なども本体工事費用に含みます。
■付帯工事費用
家づくりは建物を建てるだけでは終わりません。水道やガス、電気を使用するための引込工事や駐車場・外構工事、空調工事なども重要な工事です。また、場合によってはカーテンの取付工事などを依頼するケースもあるでしょう。
さらに必要に応じて地盤調査(地盤改良)工事や元あった建物の解体にも費用がかかります。
■諸費用
家づくりにはさまざまな手続きがあり、それらにかかる費用も手配しなければいけません。例えば、登記費用や住宅ローン諸費用、火災・地震保険、各種税金の支払いなどが必要です。
これらの費用の目安は、本体工事費70%、付帯工事費20%、諸費用10%です。これを参考に自分たちが優先したいことも踏まえながら予算配分を検討してみましょう。
注文住宅で2000万円以内に抑える工夫例①
家づくりは、どのハウスメーカーや工務店に依頼するかも重要なポイントです。選ぶ会社によって価格差もあるため、2,000万円で家づくりをするために重要な業者選びのポイントを紹介します。
ローコストでの家づくりを実現できるハウスメーカーを知る
注文住宅に対応しているハウスメーカーは、全国に多数存在します。それぞれの会社によって特徴があり、特徴を生かすために必要な素材や設備、ブランド力などによって、同じ間取り・広さの家でも必要な金額が異なります。
そのため、2,000万円で注文住宅を建てるには、一般的な注文住宅と比較して、低価格で建てられるローコスト住宅を強みとするハウスメーカーを探すとよいでしょう。なお、ローコスト住宅に定義はありませんが、一般的に坪単価が30〜50万円程度、建物本体に必要な価格は1,000万円台からが相場です。
ローコスト住宅が建てられるハウスメーカーとは
実際にハウスメーカーでみた場合、どこが2,000万円の注文住宅づくりの実現に向いているハウスメーカーなのでしょうか。以下で一例を紹介します。
【ローコストハウスメーカーの一例】
・アキュラホーム
・タマホーム
・ヤマダホームズ
・アイダ設計
・アイフルホーム
など
ローコストハウスメーカーはなぜ低予算の家づくりが可能なの?
ローコストハウスメーカーは、低予算で理想の家づくりができますが「なぜ低予算で家が建つの?」「品質に問題はないの?」と不安に思う方も少なくないでしょう。ローコストハウスメーカーは、次のような工夫でローコストでの家づくりを実現しています。
■材料の対象仕入れで材料費を抑えている
ローコストハウスメーカーは、部材や設備を同じグレードにそろえたり、グレードを限定したりして、本社で一括発注して大量仕入れをします。そのため、材料の品質を下げることなく、大量発注により単価を下げて材料費を安くしているのです。
■設備や間取りなどがある程度規格化されている
注文住宅のなかにもフルオーダーから規格住宅までさまざまな種類がありますが、ローコストハウスメーカーは、住宅の間取りをある程度規格化して、設計費用を抑えています。また、お風呂やキッチンなどの設備は、標準仕様を各メーカーのグレードが低めのものにして、設備費用のコストカットをします。
■人件費を抑える工夫を取り入れた家づくり
例えば、使用する建材をあらかじめプレカットをしてから現場に搬入すれば、現地での作業工数が減るため作業人員を少なくし、人件費を抑えることが可能です。また、注文住宅であってもある程度規格化された住宅を建設するため、施工自体も現場の負担軽減ができるようになっています。
■自社で設計から建築までを一括管理する
工務店、設計事務所に依頼すると、それぞれの工程ごとに依頼する会社を探さなければいけないケースもあります。しかし、ローコストハウスメーカーでは、外注する工程を極力減らすため、建物の設計から建築までの工程を自社で一括管理します。
■広告宣伝費をかけていない
ローコストハウスメーカーのなかにもテレビCMを良く目にする会社があるものの、基本的には、大手ハウスメーカーのように大々的に広告を打ち出すことをしません。CM放送する場合も、宣伝強化したいエリアに限定しローカル局でCMを流すなどの工夫をしています。
■自社の敷地で住宅展示をする
住宅展示場では、大手ハウスメーカー各社のモデルハウスが見学できるため、家づくりを検討する多くの方が一度は足を運ぶでしょう。しかし、住宅展示場で自社のモデルハウスを展示するには展示費用がかかるため、ローコストハウスメーカーでは、自社の土地に展示するケースが多くみられます。
注文住宅で2000万円以内に抑える工夫例②
2,000万円のようにローコストで家づくりをするには、ハウスメーカー選びのほか、家づくりに使用する素材選びも重要になるでしょう。基本的に、予算に合わせてハウスメーカーからも最適な素材の提案が受けられますが、事前に把握しておくとよいでしょう。
コストを抑えるための素材選び|木材
家づくりで重要になる素材である木材ですが、大きく分けて「集成材」「無垢材」のいずれかを使用するのが一般的です。ローコスト住宅では、基本的に「集成材」が用いられます。
■集成材の特徴
集成材とは、乾燥させた複数の板を接着剤で貼り合わせた木材です。1枚の板ではなく、薄い板材や角材を組み合わせてつくるため、無垢材よりも比較的安価なものが多い傾向にあります。
また、集成材は安価なだけでなく、反りなどが起きにくいため、品質に差が出にくいのも特徴です。しかし、複数の木材を組み合わせているため、見た目の美しさは劣る可能性があります。
■無垢材の特徴
無垢材は、1本の木から切り出した木材です。集成材のように木を継ぎ足す加工をせず、1枚の板でできているため、見た目の美しさや触り心地のよさが特徴です。ただし、集成材と比較して高価な素材が多い傾向にあるため、2,000万円で家をつくる際には不向きな可能性もあるでしょう。
コストを抑えるための素材選び|外壁材
外壁材にはサイディングやスレート、タイルなどさまざまなものがあります。ローコスト住宅にはサイディングがおすすめですが、最近では住宅の予算に関係なく、多くの住宅にサイディングの外壁材が使用されています。
■サイディング
品質が一定であり、施工のしやすさも特徴です。色やデザインが豊富で、価格もさまざまなものがあるため、予算に応じて好みのものを選べるでしょう。
■スレート
施工費が安く、地震に強いのが特徴ですが、5〜7年ごとのメンテナンスが必要になるため、今後のメンテナンス費用がほかの外壁材よりも高額になる可能性もあります。
■タイル材
石や砂を高温で焼き固めた素材が使われているため、耐久性や耐水性に優れています。しかし、その分重量があるため、重さに耐えうる構造が必要になり、建築費用が高くなる可能性があります。
コストを抑えるための素材選び|屋根材
屋根材には、古くから使われている瓦から、スレート、アスファルトシングル、ガルバリウム鋼板などがありますが、ローコスト住宅ではスレートやアスファルトシングルを使用するのがおすすめです。
■スレート
スレートは、施工費が安いだけでなく地震に強いのが特徴の屋根材です。ただし、スレートを使用した屋根は、約5〜7年ごとのメンテナンスが推奨されています。
■アスファルトシングル
アスファルトシングルは施工費が安く、シート状であるため、雨漏りのリスクが低いのが特徴です。しかし、風に弱いため、強風にさらされやすい海沿いなどの家で使用を考える際は、ハウスメーカーに相談してみるとよいでしょう。
コストを抑えるための素材選び|内装材
内装にはさまざまな素材が使用されますが、ローコスト住宅におすすめの素材をいくつか紹介します。
■構造材
壁や床の下地として使われる木材ですが、天井や仕切り板などに活用します。ペイントやオイルステインで仕上げれば、ナチュラルな質感を出すことも可能です。
■シートフローリング
板の表面に天然木を使わず、プリントしたシートを貼り合わせてつくったフローリングを使用します。さまざまな色合いや木目のものがあり、好みのものを選べます。
■突き板フローリング
突き板フリーリングとは、天然木を薄くそいで貼り合わせた「表面化粧板」のことです。
反りや収縮などの変形が少なく、品質が安定しているため、予算を抑えるのに適しています。
2000万円を活かす間取りのアイデア
相場よりもローコストで注文住宅を建てるには、限られた広さをライフスタイルや家族の人数などに合わせて工夫することも重要なポイントです。2,000万円で家づくりをする際に参考となる間取りのアイデアを紹介します。
効率的な空間活用のポイント① デザインはシンプルに
注文住宅は、自由に設計できるのが特徴のため、理想の住まいづくりをするために、あれこれ取り入れたくなる方も少なくありません。しかし、複雑なデザインや特殊な素材を使用した家にすると予算オーバーになる可能性があります。
そのため、外観や内装デザイン、家の形状はシンプルにすることを心がけましょう。そうすることで使用する資材の節約もできるようになるだけでなく、工事の工程も極力減らして行けるようになるため、コストダウンにつながります。
効率的な空間活用のポイント② 無駄なスペースを極力減らす
建築費用は設計、必要な資材、工事にかかる人件費など多くの項目で前後してきます。そのなかでも工夫しやすいところに、家の延べ床面積を極力減らす方法があります。家が広くなればその分建築費用が増えるため、デッドスペースになりそうな場所はなるべくつくらないようにしましょう。
廊下のなるべく少ない設計にするのも延べ床面積を減らすのに有効なアイデアです。また、廊下を減らして部屋と部屋との間の行き来がしやすくなるように設計すれば、家事導線の配慮もできるようになるでしょう。
効率的な空間活用のポイント③ 水まわりの設備はなるべくまとめる
キッチンや洗面などの水まわりの設備を家の至る所に点在するようにデザインすると、配管工事が複雑になります。少しでも設備工事費用を抑える設計にしたい場合は、水まわりはなるべく近い場所にするのがおすすめです。また、不要であれば2階にはトイレを設置しないようにしたり、2階のトイレは、なるべく1階の水まわりの位置と近いところにしたりしましょう。
効率的な空間活用のポイント④ オプションや設備は最低限にとどめる
家づくりの打ち合わせをしていると、床暖房や浴室暖房、太陽光発電など魅力的なオプションや便利な設備をつけたくなります。しかし、便利だと思ってつけたオプションも実際に住んでみるとあまり使用機会がないことも少なくありません。2,000万円で家を建てるためには、本当に必要な設備のみ厳選してつけるようにしてください。
効率的な空間活用のポイント④ 安易に平家を検討しない
平家の方が、建築コストを抑えられそうなイメージがありますが、場合によっては高くなってしまうケースもあります。なぜなら1フロアに必要な部屋や設備を入れなければいけないため、建築面積が広くなる可能性があるからです。
建築面積が広いということは、基礎を組む面積が広くなったり、屋根が大きくなったりすることから、コストがかかることが考えられます。
予算に合わせた注文住宅の施工事例紹介
最後に2000万円の予算で注文住宅を建てた成功例を紹介します。間取りやデザインを参考にしてみてください。
リビングを中心に設計し、廊下を省く設計に
1階はリビングが中心にくるようにして、その周りに子ども部屋やキッチン、洗面・浴室を設置するように設計しました。リビングからドア一つでそれぞれの部屋に移動できるため、廊下を省くことができました。また、リビングが中心にあることで、自然に家族が集まるようになったのも成功のポイントです。
屋上に庭をつくりスペースを有効活用
土地の広さがそれほどないものの、晴れた日には子どもが水遊びをしたり、家族でのんびり過ごしたりできる庭が欲しいと考え、屋上のスペースを有効活用しました。休みの日には屋上で広い空を眺めながらピクニック気分を味わったり、夏はプールを出して楽しんでいます。
老後をゆっくり過ごす平家
夫婦2人が住むのに十分な広さの25坪3LDKの家は、家事導線や生活導線にも配慮して、水まわりを1箇所にまとめた設計にしました。また1部屋に仕切りができるようにしたことで、普段は夫婦で広々と使い、子どもや孫が遊びにきた際は仕切りを入れて客室にできるようにしています。
まとめ
2,000万円での家づくりは、注文住宅の予算としては相場を下回りますが工夫次第で実現可能です。選ぶハウスメーカー、建築に使用する資材、間取りの工夫で理想の住まいを手に入れられます。ただし、コストを抑えることにだけ目を向けるのではなく、耐震性や断熱など設備面は必要なものをきちんと備える家になるよう考えていきましょう。